不妊問題早期の改善治療法
不妊治療について
子どもが欲しいにも関わらず、なかなか授からない。そんな悩みを抱えている夫婦も多いものです。特に、女性の側の精神的な負担は大変なもの。それが原因で夫婦の間がギクシャクしてしまうこともあります。そんなことにならないためにも不妊治療は重要です。
では、不妊治療はいつ頃から始めればいいのでしょうか。なかなかキッカケが掴めずにいる人も多いと思います。
これにはWHOによる不妊症の定義が参考になります。
この定義によると「男女が避妊行為をすることなく性行為を行い、2年以内に妊娠できない状態」となっています。一般的に排卵期に性行為を行い、妊娠する確率は30%程度とされています。その計算で行くと2年の間では90%の確率で妊娠することができることになります。ですから、2年を目安に不妊治療を始めるのがポイントとなります。
不妊治療の場合、もっぱら女性だけが負担を背負う傾向がありますが、男性の側に原因があることもあります。精子形成障害などの原因で精子が正常に作られない症状などが不妊をもたらすケースも多いのです。ですから、夫婦そろって不妊治療に望むことが早期の改善には不可欠となります。
また、不妊には大きくわけて2種類があります。
まだ妊娠したことがない人がなってしまう「原発性不妊」と、すでに妊娠・出産の経験がある人がなってしまう「続発性不妊」です。一度妊娠したことがあるから大丈夫、というわけでもないのが難しいところとなっています。
不妊治療は夫婦がそろって正面から向き合うことが第一に求められます。苦しみを分かち合いながら子どもを授かる喜びを目指し、共に協力していきたいものです。
不妊治療の費用
子どもを授かるために受ける不妊治療。精神的な負担が大きいことでも知られていますが、経済的な負担も大きな問題となって立ちはだかります。不妊治療をしたくても、経済的な問題で続けられない、というケースも多く、社会的な問題となっています。
基本的に高度な治療であればあるほど費用が高くなります。
そのため、経済的な余裕があればあるほど不妊治療に効果を発揮することができる、そんな格差の問題も指摘されています。
不妊治療では、ほとんどの場合、健康保険の適用外となっています。診察や検査、あるいはタイミング治療くらいまでは健康保険が適用され、3割負担となります。
なお、排卵誘発剤の処方は原則として保険の適用内ですが、処方の量や回数、期間によっては適用外になることがあります。できればこの範囲内で不妊を改善したいところですが、妊娠率は必ずしも高いとは言えないというのが現実です。
人工授精や体外受精、あるいは顕微受精などを行う場合は全て自費負担。かなりの負担となります。
人工授精は1回1~3万円程度、体外受精になると30万円程度の費用が必要になります。
やはり、かなりの負担を覚悟しなければならないでしょう。
最近では、この不妊治療の経済的な負担を考え、助成金を出してくれる自治体も増えています。
また、医療機関によってどこまでが保険適用なのか、何回目の治療まで保険が適用できるのか異なってきます。
経済的な悩みは夫婦関係にも大きな影を落とします。できるだけ負担を少ない形で治療を行うことができる環境づくりも重要になってくるでしょう。
不妊の原因と不妊治療の種類
不妊治療を始める際には、不妊をもたらしている原因を特定することが第一歩となります。
不妊をもたらす要因は様々です。不妊治療を効果的に行うためには、早い段階で原因を特定し、適切な治療を行うことが欠かせません。
不妊の原因としては、まず、卵管障害があります。受精卵が通る卵管に異常が発生していたり、狭いことで正常な受精ができないケースです。卵管の炎症や癒着、あるいはクラジミアなどによってこの状態になることが多くなっています。
他には、子宮筋腫などによって受精卵が正常に着床できない着床障害、卵子が正常に排卵できない排卵障害なども不妊の原因として挙げられます。
今あげたのは、全て女性の側の原因。
しかし、不妊は男性が原因でも起こります。ある統計では不妊の約4割が男性が原因によるものとも言われています。精子が正常に作れない精子形成障害などが原因として挙げられます。
男性は、つい女性だけに不妊治療を押し付けてしまいがちですが、夫婦そろってしっかりと検査をすることが不可欠となります。
これらの原因がもたらす不妊治療としては、人工授精や排卵誘発剤の使用、性交渉のタイミングを指導するタイミング治療などが挙げられます。
タイミング治療の場合は排卵誘発剤と組み合わせて行うことも多くなっています。
また、ストレスやホルモンバランスの乱れが原因となっているケースもあるので、カウンセリングなど精神面のケアなども治療の一環として行われることがあります。
精神的な負担が大きい不妊治療。あまり自分を追い詰めずに行うことが大事になってくるでしょう。